オーボエは音程が悪い?オーボエの音程のとり方とは?

オーボエ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今日は、オーボエの音程のとり方について解説します。

オーボエの音程って悪いの?

オーボエって音程が悪いよね〜

オーボエは音程をとるのが難しい…

という話をよく耳にしませんか?

私が中学生だった頃、

吹奏楽部で音程が悪い三大楽器は、
オーボエ、E♭クラリネット、ピッコロだー!

なんて、よく言われたものです(笑)

しかし、これはあくまで私の中学生時代の話で、今ではそんなことありませんよね。

楽器も技術も進歩して、言い訳できなくなりました(笑)

オーボエが下手に聞こえてしまう原因として、音程の悪さを取り上げた記事もあります。

今回は、音程にズームインしてみましょう。

オーボエが音程が悪いと言われるのはなぜ?

そもそもなぜオーボエは音程が悪いと言われるのでしょうか。

まず、オーボエなどの管楽器やヴァイオリンなどの弦楽器は作音楽器と言われており、鳴らすだけでは正確な音が出ない楽器なのです。

鳴らす人によって音程の幅がかなりありますよね。

それに対して、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器などは音程が決まっています(調律が狂うことはありますが)。

さらにオーボエは、他の楽器に比べて構造が複雑なため調整が狂いやすく、発音体のリードが変化・劣化しやすいことから、さらにさらに音程が狂いやすいというわけです。

音程を良くするには?

では、音程をよくするにはどうしたら良いのか、解説していきます。

①正しい音程を理解する

作音楽器ということは、自分自身で音程をイメージしながら演奏しないといけないということになります。

音程は時によって求められるものが微妙に異なるので、”正しい音程”という言い方が正しいのかは悩むポイントではありますが、正しい音程は一つではない、ということを頭に入れておくと良いと思います。つまりはケースバイケース

とはいえ、まずは平均律の音程が重要になってくるわけです(チューナーで言えば、針が真ん中を指す音程)。

まずは、平均律で吹くことができるようになりましょう。

●チューナーを見て吹く
●ピアノ、キーボードを慣らしながら吹く

など、常に自分の音程を客観的に見るようにすると良いと思います。

チューナーも見て吹く、よりも、吹いてから見る、という順序にするとさらに音程感覚が掴めるようになります。

②音程を作れるリードを使う

正しい音程がわかったら、次はそれが出せるリードが必要となります。

もっと音程を下げたいのに、下がらない!

音程を変えようとするとリードが反応しない…

などなど、正しい音程がわかっていても、それにリードが対応してくれなかったら意味がないですよね。

基本的に、リードは開いていると低くなり、閉じていると高くなります。

口を緩めると音程は下がり、噛むと音程は高くなる、ということですね。

ですが、例えばぺっちゃんこのリードだと、それ以上に開きが広がることがなく、音程を下げることはできません。

ぺっちゃんこのリード

また、オーボエは音によって、高い・低いのバラつきがかなりあります。

つまり、それを自分のアンブシュアで調整するためには、リードにもある程度の開きが必要ということになります。

リードは閉じている方が楽に鳴るので、ぺっちゃんこのリードを使っている人をよく見かけますが、息が入らない&音程を変えられないという状況に陥っていることがほとんどです。

リードの開きは常にチェックしましょう。

ただし!以前の記事でも書きましたが、音程が最優先事項にならないようにしましょう。

①吹きやすさ
②音程
③音色

の順番でリードを選ぶように気をつけましょう。

音程を最優先してしまうと、吹きにくいリードを無理やり噛んで音程を合わせたり、そしてそれに気がついていない場合もあります。

まずは、吹きやすいか楽に吹けるか口に変な負担はかかっていないか、をクリアしたリードで、”音程は正しくとれるか”をチェックしていきます。

③楽器の調整を万全にしておく

楽器の状態でもかなり音程は変わってきます。

調整が狂っていると、無理な抵抗感が生まれてしまったり、鳴りにくくなったりして、音程の調整が難しくなります。

また調整次第で音程も変化するので、もしリードでも解決しないような変な音程の癖があるようなら、楽器屋さんで調整してもらう時にお願いしてみるのも良いかもしれません。

以前の記事でも書きましたが、オーボエはリードや楽器の調子にとても左右される楽器です。

無理して自分でなんとかできる場合ももちろんありますが、まずはリードと楽器の状態を確認してみましょう。

まとめ

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

ここで必要なのは絶対音感ではありません!

幼い時に音楽してなかったから音感なんてもう手遅れ…

なんてことは全く関係なく、音感は今からでも鍛えることができます。

私は吹奏楽部時代、

チューナーで合わせるな!耳で合わせろ!

なんて、よく言われたような気がします。

もちろん本番はチューナーを使わないので、耳で合わせないといけないのですが、チューナーは日頃から使うようにして、目で音程をチェックし、その音程がどういう音程なのかを覚えていくようにしましょう。

これが”音感”です。

そしてその自分の音程感を過信せず、客観的にチェックするようにすると良いですよ。

プロでもチューナーはよく使っています。

音程をチェックするためにチューナーを使う、というよりは、正しい音程を知るために使う、といった感じでしょうか。

なんでも使い方が重要ですね。

良い音程を目指して、日々意識して練習していきましょう!

それでは!

きくたまch
たまご

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