オーボエが下手に聞こえてしまう原因&上手く聞こえる方法!

オーボエ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今日の記事は、オーボエが下手に聞こえてしまう原因について解説します。

オーボエを吹いている方はもちろん、吹奏楽部やオーケストラ部などで指導されている方にも読んで欲しい内容となっています。

オーボエが下手に聞こえてしまう原因とは?

部活動の指導に行かせていただくと、よく顧問の先生やコーチの方から、

オーボエが下手なので、なんとかしてください!

と言われることが多いです。

そんな投げやりな…

と思ってしまいますが、実際に聞いてみると…なるほど、と納得することがほとんどです。

では、なぜ下手に聞こえてしまうのか、早速その原因を解説しましょう。

原因① 音程が悪い

オーボエに限らずどんな楽器にも当てはまることですが、その原因とはズバリ、音程が悪いということです。

音楽は好みの世界なので、上手でも好き嫌いはもちろん存在します。

ですが、音程は絶対的なものがあるので、そこから外れてしまうといくら音楽的でも下手に聞こえてしまいます(結果として音楽的ではないとも言える)。

いくらヴィブラートができても、大きな音が出ても、音程が悪いと上手くは聞こえません

では、なぜオーボエは特に音程について注意されることが多いのでしょうか。

理由① 他の楽器よりも目立つから

例えば吹奏楽でいうと、オーボエは1〜3人くらいが標準人数だと思うのですが、オーボエはそれでも良く聞こえるくらい、良くも悪くも目立つ楽器なのです。

なので音程が悪いと浮きやすく、「オーボエの音程が悪い」ということがすぐにわかってしまいます。

理由② もともと音程がとりにくい楽器だから

これは、オーボエ奏者としてはあまり言い訳にしたくないことですが…(笑)

事実としてオーボエは他の楽器に比べて、音程を気にして吹かないといけない楽器だと思います。

何も考えずに吹くと、音程がまるで並びません。

なので、音程感を持って演奏しないと必ず下手に聞こえる演奏になってしまう、ということです。

原因② 発音が悪い

音を出したいタイミングで音が出なかったり、出ても爆発してしまったり…どうしてもオーボエには多い事故ですが、やはりこれも下手に聞こえてしまう原因です。

原因③ 音量のコントロールができない

原因②とも関連しますが、出したい音量よりも大きく出てしまったり、逆に音量が出なかったり、音量の幅がないことも下手に聞こえる原因の一つになります。

原因④ 音色がペラペラ過ぎる

音色の優先順位は最後ですが、あまりにペラペラ過ぎる音色など、余計に浮いてしまう音色ではやはり下手に聞こえてしまいます。

下手に聞こえないようにするには?

それは下手に聞こえる要素をなくすことです。

音楽的に上手い、センスがある、というのはここでは触れません。

あくまで下手に聞こえないための方法という認識で解説をしていきます!

それぞれの原因に対して、下手に聞こえないようにする解決策と具体的な方法を見ていきましょう。

解決法① 音程を良くするには

音程を良くするにはどうしたら良いか、を解説します。

まず、正しい音程を知ることが大事です。

チューナーで合わせるのは良くない!耳で聞いて合わせろ!

という人がいるのですが、それは正しい音程をわかってからの話です。

まずは、正しい音程がどういう音程なのか、チューナーで見て確認しながら自分の中に取り込むことが第一です。

これだけで下手に聞こえる要素がだいぶ無くなります。

そして正しい音程がわかった上で、それが可能なリードを選ぶことが重要になります。

音程を下げたいけど下がらない、下げようとすると鳴らなくなる、などリードが弊害になっている場合もよくあります。

自分の思い描く音程で無理なく演奏することができるか確認してみましょう。

解決法② 発音を良くするには

発音が悪い原因はリードが悪い、自分に合っていないことがほとんどです。

絶対に誰にとっても発音しやすいリードは存在するので、発音しやすいリードを選ぶようにしましょう。

決して無理をして鳴らすことがないように注意しましょう。

解決法③ 音量をコントロールするには

音量のコントロールもリードがとても影響してきます。

発音とも関連してきますが、出したい音量の出るリード=吹き込みたい息で鳴るリードを選ぶように注意しましょう。

小さく吹きたい=息も弱くなると思いますが、それで鳴らないのであれば、小さい音が出ない、出しにくいということになります。

大きな音で吹く時も同じです。

解決法④ 音色がペラペラにならないようにするには

音色がペラペラ過ぎると浮いてしまうので、悪目立ちしてしまいます。

他の楽器と馴染む音色を意識しましょう。

やはり音色もリードがかなり影響してきます。

原因②〜④はほぼリードに着目しましたが、やはりオーボエにとってリードというものはとても大事なものなのです。

自分が吹きたい音量、息でちゃんと鳴ってくれるリードを選ぶ力を身につけていきましょう。

これまでのブログでも何度か書きましたが、リードの選ぶ基準の優先順位において、音色は一番下です。

①吹きやすさ
②音程
③音色

以上の順番で選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は下手に聞こえる原因とその解決法について解説しました。

下手に聞こえる原因は、
●音程が悪い
●発音ができていない
●音量がコントロールできていない
●音色がペラペラ過ぎる

以上が挙げられます。

その解決法としては、まず
●自分の中に正しい音程感を持つ

そして
●無理なく自分の思うように発音でき、音量のコントロールが可能で、良い音色で吹けるリードで演奏すること

です!!!!

結局は発音体であるリードが重要になってくるわけです(結局リードかよ…となりますが笑)。

上手くなるには、まず下手に聞こえないようにするということです。

この記事では、あくまで下手に聞こえないための対策として幾つかの方法をあげましたが、さらに上手くなるためには、さらなる技術が必要になってきます。

まずは基本の要素をしっかりと取り込んで、さらなる技術アップを目指していきましょう!

それでは!

 

きくたまch
ブログ担当
たまご

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