オーボエの仲間、同族楽器とは

イングリッシュ・ホルン

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今日の動画は、きくらげさんの動画です。

今日紹介するイングリッシュ・ホルンも使った多重録音です!

オーボエの仲間

今日はオーボエの仲間、同族楽器について解説します。

オーボエの仲間には、下記が挙げられます。

●イングリッシュ・ホルン(コールアングレ)
●オーボエ・ダモーレ
●バス・オーボエ(バリトン・オーボエ)
●ヘッケルフォーン
●ミュゼット
●ルポフォン

では、それぞれ詳しくみていきましょう!

イングリッシュ・ホルン(コールアングレ)

オーボエの仲間の中で、一番使われることが多いのがイングリッシュ・ホルン(別名コールアングレ)です。

イングリッシュ・ホルンはF管(記譜のドを吹くとF=ファの音が鳴る)の楽器で、オーボエよりも完全5度低い音が鳴ります。

リードはオーボエよりも大きいですが、コルクの部分がありません。

その代わり、リードと楽器の間にボーカル(銀の管)があります。

音色

ベルの形がオーボエに比べてより丸くなっているため、とても柔らかい音色がします。

よく牧歌的と表現されますが、懐かしさが感じられる素朴な音色です。

第2楽章11:28からイングリッシュ・ホルンのソロです

活躍する曲

イングリッシュ・ホルンはオーケストラで大活躍します。

●ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」より第2楽章
●ベルリオーズ:ローマの謝肉祭
●レスピーギ:ローマの松 より「アッピア街道の松」
●ラヴェル:ピアノ協奏曲 第2楽章
●ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」

…など

イングリッシュ・ホルンはソロで使われることがとても多く、多くの曲で活躍します。

オーケストラでは専属のイングリッシュ・ホルン奏者がいる場合もありますが、オーボエの2番奏者が持ち替えて演奏することもよくあります。

オーボエ・ダモーレ

オーボエ・ダモーレはオーボエよりも短3度低いA管の楽器です。

形はイングリッシュ・ホルンと似ていて、ボーカルがあり、ベルも丸くなっています。

リードは作りはイングリッシュ・ホルンと同じ感じですが、ケーンの大きさはオーボエの方が近いです。

音色

ベルの形も影響して、やはりイングリッシュ・ホルンのテイストと似ています。

柔らかさがありますが、少し明るさも感じられます。

3:17からオーボエ・ダモーレのソロです。

活躍する曲

オーボエ・ダモーレはオーケストラではあまり使用されません。

ですが、バロック時代はよく使われていました。

●ラヴェル:ボレロ
●リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲
●ドビュッシー:管弦楽のための映像

…など

バス・オーボエ(バリトン・オーボエ)

バス・オーボエはオーボエのおよそ倍の長さがあり、オーボエのオクターブ下の音が鳴ります。

あまりに長いため、ボーカルはS字のように大きく曲がっています。

音色

形状は大きいイングリッシュ・ホルンなので、より低音域に充実した響きが感じられますが、高音域はバランスが悪く苦手とします。

30:40から「惑星」より「土星」のソロです(この時は残念ながら映りません)。

活躍する曲

バス・オーボエが活躍する曲は、ホルスト「惑星」くらいしかありません。

ヘッケルフォーン

ヘッケルフォーンは、作曲家ワーグナーの依頼でヘッケル社(ファゴットで有名)のヴィルヘルム・ヘッケル氏によって製作されました。

バス・オーボエと同じ音域を担当しており、今ではバス・オーボエの代わりとして使われることもありますが、こちらも活躍する場面は少ないです。

オーボエというよりもファゴットと近く、管体も楓で作られているので赤茶色をしています。

バス・オーボエのリードはオーボエの大きいものでしたが、ヘッケルフォーンのリードはファゴットのものと似ています。

音色

面白い動画を発見しました。

世にも珍しいヘッケルフォーンの三重奏です。

こちらの動画では、ドイツ語ですがヘッケルフォーンについて詳しく解説しています。

活躍する曲

ヘッケルフォーンが活躍する(使用される)曲は、

●リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」
●リヒャルト・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」
●リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲

…など

リヒャルト・シュトラウスばっかりですね。

リヒャルト・シュトラウスはヘッケルフォーンを高く評価し、初めてヘッケルフォーンを起用した人物でもあります(サロメで初めて使われた)

ミュゼット

ミュゼットはほとんど見かけることがありません。

オーボエをそのまま小さくした形状をしており、オーボエよりも短3度高いE♭管の楽器です。

もちろん曲で使われることもなく、コレクターの方が持っているくらいでしょうか…

ルポフォン

そして注目すべきはこちらのルポフォン。

ドイツのヴォルフ社が2009年に開発した新種のオーボエで、ベルは上を向き、とても厚みと深みのある音色が特徴です。

バス・オーボエやヘッケルフォーンと同じ音域を担当しますが、より低音域が広がっています。

日本人では、オーケストラ・アンサンブル金沢のオーボエ奏者・加納律子さんがこのルポフォンのCDを出しています。

音色

こちらの動画では、「サロメ」のヘッケルフォーンのパートをルポフォンで演奏しています。

活躍する曲

サミュエル・アンドレイエフが作曲した、2台ピアノとルポフォンのための「PLP」という曲があるそうです

まとめ

今日は、オーボエの同族楽器について解説しました。

今現在はほとんど使われていない楽器もいくつかありますが、イングリッシュ・ホルンやオーボエ・ダモーレはオーボエ奏者は持ち替えて演奏することがほとんどです。

それぞれリードが異なるので、オーボエ奏者は全部のリードを作らなければなりません。

(リードの苦労が2倍、3倍…)

ですが、それぞれとても重要な役割を担っている楽器でもあります。

オーボエを吹いている方は、そのうち仲間たちを演奏することがあるかもしれませんね!

また、ぜひ活躍している曲を探してみてくださいね!

それでは!

きくたまch
ブログ担当
たまご

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