オーボエって難しいの?

オーボエ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今日の動画はこちら!

先日のアニソン総選挙で6位だった、「とある科学の超電磁砲」OP、fripSideさんの「only my railgun」です。

オーボエのイメージとはまた違うと思うのですが、かっこ良すぎて…

聞いていただけたら嬉しいです。

オーボエって難しいの?

今日は、オーボエについてのよくある質問について解説したいと思います。

その質問がこちら。

オーボエって難しいんだよね?

たくさん楽器があるなかで、なぜオーボエがこう言われるのか、解明していきましょう!

オーボエはギネスブックに載っている?

まずひとつめに、オーボエは、『世界一難しい木管楽器』としてギネスブックに掲載されています。

ですが、ギネスブックって何かの競技などの記録が載るんじゃ…と思い、いろいろ調べてみると、1977年にthe American Music Conferenceが、最も難しい木管楽器にオーボエを選んだそうで…

ギネスブックはそれを引用して掲載しているみたいです(ちなみにこの時、一番演奏しやすい楽器はウクレレとも言っています)。

「ギネスブックに載っている楽器!オーボエ!」というのが一人歩きしてる感は否めないですね(笑)

オーボエが難しいと言われる理由

では、具体的に難しいと言われる理由について、たまご的に解説していきます。

理由その① リード

オーボエを演奏するにあたって、無くてはならないものがこのリード。

リードは、ほとんどのオーボエ奏者が自作しています。

リードの先端部分は葦(ケーン)という植物でできており、湿度や気温、気圧などの環境の変化にとても影響されます

また、植物なので同じものが存在せず、同じように作っても同じものができないんです。

なので、オーボエ奏者はリードを調整する道具を持ち運び、いつでも調整できるように準備しなければなりません。

また、リードは消耗品で、良かったリードでもすぐに使えなくなったり、割れてしまうこともあります。

リードの寿命についての記事はこちら。

オーボエ奏者はオーボエを吹く以上は、リードを作り続けなければならないことになります…

リードがうまくいった時は、オーボエって簡単だ!と思うことも…

理由その② 楽器

オーボエは他の楽器に比べて、とても構造が複雑です。

調整ネジというのがたくさんついており、少し緩んだり締まったりするだけで、音が鳴らなくなることもあります。

複雑に入り組んだ構造のために、メンテナンスできる技術者の方も他の楽器に比べると圧倒的に少ないのが現状です。

理由その③ 奏法

オーボエは管がとても細く、息を入れるのにも最初は一苦労です。

とても圧力がかかり、唇もすぐにバテてしまいます。

バテてしまう方にはこちらの記事を参考にしてみてください!

お腹の支えも重要ですし、口の形(アンブシュア)も独特です。

オーボエを吹く時は上下の唇を巻き込んでリードをくわえますが、唇を巻く事が難しい方もいます(もちろん少しずつできるようにはなります!)

アンブシュアについての記事はこちら!

そして、楽器の構造上、発音することが難しく、小さい音を出すことも比較的苦手としています。

また、音程を合わせることも難しい楽器と言われています。

オーボエの歴史と今

オーボエは歴史としてはとても古い楽器で、17世紀ごろに誕生したのではと言われています。

オーケストラに加わった初めての管楽器で、その当時はキーも2〜3個と少なく、管体に穴が開いており、それを指で直接塞いで演奏していました。

そこから現在の形になるまで、300年ほど。

かなりの改良が施され、演奏もしやすくなっています。

リードも多くのオーボエ奏者が工夫を凝らし、またリードを作る機械が発達するなど、とてもクオリティの高いものが作れるようになりました。

他の楽器も同様に進化、進歩しているので、やはり比べてしまうと劣っている点、難しい点は多いのではないかと思いますが、今ではさほどオーボエは難しい楽器だ、と取り上げて言うことはないかもしれません。

それでもオーボエが愛される理由

それはもうズバリ、音色でしょう。

独特の哀愁溢れる音色は、オーボエにしか出す事ができません。

寂しさや虚しさをこれでもか!と表現できる楽器ですし、民族的な音楽も得意とします。

オーボエにソロを書く、書きたい作曲家はとても多くいますし、歴史が古いことからオーボエのための曲もとてもたくさんあります。

一般的な認知度は低いかもしれませんが、実はオーボエはあらゆる場面で使われています。

・CMやドラマなど映像作品のBGM
・演歌や歌謡曲のバック演奏

などなど

知らぬ間に耳にしているはずなんです。

その音色に魅了されて、大人になってから「オーボエを始めたい!」という方もとてもたくさんいらっしゃいます。

まとめ

今回は、オーボエがなぜ難しいと言われるのか、解説してみました。

確かにオーボエは他の楽器と比べて難しい点や、面倒な点はあると思います。

ですが、リードや楽器に苦労した分、それらを乗り越えてうまく演奏できた時の喜びはひとしおです。

また、リードにとことんこだわりたい研究者肌の方は、オーボエが向いているかもしれませんね。

今では、オーボエもリードも進化して、素晴らしい演奏をされる方も本当に大勢いらっしゃいます。

「オーボエは難しい」はもう死後かも?しれませんね(笑)

逆にどの楽器にも難しいことや苦手とすることがあり、演奏するのは簡単なことではありません。

楽器って、オーボエって、奥深いんです。

自分の出したい音色、やりたい音楽を目指して頑張っていきましょう!

奏法に関しての記事も書いていますので、もしオーボエで壁にぶつかっていたら、ぜひ参考にしてみてください!

それでは!

きくたまch
ブログ担当
たまご

コメント

  1. […] […]

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