リードの選択講座(たまご備忘録)

オーボエ

こんにちは!きくたまchのたまごです。

今日の記事は、たまご自身の備忘録も兼ねての内容となっておりますので、気楽に読んでくださいませ。

今日のテーマは「リードの選択」。

実は、私はリードに悩まされてばっかりなのです。オーボエ吹きなら誰しもリードには悩まされている、とは思うのですが、私は他人よりも悩んでいるのではないか、と思うわけです。

それはなぜかと言うと、調子が良い時と悪い時の差が激しいのと、その波が頻繁に訪れるからなんです。

それはなぜなのか、私自身のためにも文章にすることで解明していき、今後のために生かしていきたいと思います。

私も人より悩んでるわ!

という方、ぜひ一緒に明るい未来を目指しましょう。

リードに悩まされないために

その① 考え方

リードに悩まされないためには、同じようなリードを用意するのではなく(これは不可能と考えて良い)、常に同じような状態で吹けるようにすることが大事です。

そもそも、調子が狂うのはリードが原因のことが多いですが、私の場合で言うと、どんなリードでも無理矢理吹いてしまうことが原因です。どんなリードでも吹ける、というと聞こえは良いですが、実はそれは全く良い事ではなく、リードによって自分の吹き方やアンブシュアを知らず知らずのうちに変化させてしまっているという事です。

そのことを理解しているならまだ良いかもしれませんが、無意識のうちにやっていると、正しい吹き方はどんなだったか、吹きやすいリードとはどんなリードなのか、全てがわからなくなってしまい、闇の中を彷徨ってしまいます。

まさに私がこれ。本当に良くないです。

ということで、大事なのはまずは自分自身がブレないようにすること。吹きにくい!と思っても、自分のことを疑わず、リードが合ってない!と強い心を持つことが大事です。

では、その方法について具体的に考えたいと思います。

その② 方法

では、自分にリードを合わせるためにはどうしたら良いのか、考えてみたいと思います。

そもそもリードの音を鳴らすこと自体は、どんなリードでもとりあえずはできるはずです(よっぽど重いとか分厚い、ぺっちゃんこで息が入らない、などは論外)。噛んだり、思いっきり息を吹き込んでみたりすれば、音を鳴るでしょう。

あ、自分どんなリードも吹けちゃう系オーボエマンや〜

はい、これが間違いの始まりです。

では、その方法について考えましょう。

とにかく具体的な値を決めることが大事です。それはズバリ音程です。楽器演奏において具体的な要素は実はあまりないですよね。音楽なんてものは、フィーリングばっかりなもので、数学のように数値がバッチリ出て、これが良いこれがダメ、なんていうことはありません。それでもコンクールでは点数が付けられて順位がつくのですが。

いや、ここでコンクールの話は置いといて、まずはリードだけで吹く時間を大切にしましょう。そして具体的に決めていきましょう。

まず、音程。リードだけで吹く時の音程です。

これは諸説ありますが、基本的にはリードだけでCの音が鳴らせるように意識してください。半音低いHでもいい、という方もいます。それはその方のリードのセッティングとの相性だと思いますので、基本的にはCを目指しましょう。

そしてただCを鳴らすのではなく、鳴らすために意識しないといけないことがあります。それは「噛まないこと」。リードを噛んでも音程をあげることができますが、それだと口がばててしまいます。できるだけ唇は横からの力を意識し、すぼめるようにアンブシュアを作ります。

では、Cが無理なく鳴るようになったあなた!次はリードだけでロングトーンです。これも数字的に決められます。何拍伸ばせるか、測ってみましょう。たった4拍しか伸ばせない?そのリードは重いでしょう!楽器につけたらなんか吹けるような気がするかもしれませんが、間違いなく重いです。

こういうふうに、具体的な数値と目標をもって、リードでの練習を進めていきます。

その③ 無理しない

そうするとだんだんと重いリードと軽いリードの選別がはっきりしてくるようになってきませんか?

それで良いのです。それが正しいのです。

それを自然にできる人とできない人がいるんです。私は間違いなく後者。

その④ 諦める

あ、このリードはだめだ、と感じたら、潔く諦めるのが良いでしょう。リードは少しずつ吹き込んでいくと鳴るようになってきますので、育てていくという手も良いでしょう。しかし、リードの材質が柔らかすぎたり、スッカスカの場合はもう更生のしようがありません。ドラゴン桜の桜木先生でも無理でしょう(私の好きな漫画です)。

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諦めるのも大事、また新しいリードとの出会いを大事にしましょう。

まとめ

リードの選択において大事なのは、

①無理をしない
②具体的な音程や数値を決めて練習する
③リードだけ吹く時間を大事にする

以上3点です。

もちろんこれをやった上で、楽器に付けてみて、このリードはダメだった、ということはあります。当たり前ですが、楽器につけて初めて楽器とリードの相性がわかるので。

他のリード楽器にも言えることだと思いますが、オーボエは特にリードによる変動が大きいと思います。

ぜひリードで悩まないように(悩まないことは無理かもしれませんが…)、していきたいものですね。一緒に頑張りましょう!

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