音色の悩みを解決!

オーボエ

みなさん、こんにちは!きくたまchのたまごです。

今日の動画は、ヒンケの練習曲です。

抜けている曲も録り終えたので、あとは前身あるのみ!早くコンプリートしたいと思います!

音色の悩みを解決?

さて、今日の記事は「音色の悩みを解決!」と銘打っていますが、実際のところ音色については、楽器をしている以上永遠の課題だと思っています。

特にオーボエなどのリード楽器は、リードひとつで音色がガラッと変わってしまいます。しかし、例えば楽器を変えようと、リードを変えようと、「その人はその人の音がする!」と言われることはしばしば。

じゃあ、そんな記事意味ないわ!

と思われる方もいらっしゃるかもしれません(泣)

ですが、私も音色に悩む一人で、いろんなことを試してきました。その中で、「これは良かった!」ということを全力をお伝えするので、音色で悩んでいる方に少しでもお役に立ちましたら幸いです。

音色を変えるためにできること

音色を変えるためにできることは、

・楽器を変える
・リードを変える
・吹き方を変える

以上の3つが考えられます。

では、具体的に考えてみましょう!

楽器を変える

楽器を変えることは、音色を変えるために有効な手段の一つですが、何せ楽器は高価!そんなに簡単に変えられるものではないですよね…

ですが、やはり各メーカーそれぞれ音色や吹奏感には特徴・特色があり、もし楽器の買い替えを考えている方は、新しい音色を求めて違うメーカーの楽器を試してみるのも大いにアリでしょう。

リードを変える

リードを変えることも有効な手段ですね。しかも楽器を変えるよりもお手軽かつお安い!

同じ人が同じ材料で同じチューブを使ったリードでもそれぞれ個体差があるので、まずは同じメーカーのリードの中で探してみると良いでしょう。

しかし、リードを選ぶ時に注意したいのは、音色を優先してしまうとどうしても重いリードを選びがちになってしまうことです。

良い音色を!と思って重いリードを選んでしまい、結局バテてしまって吹けない、ということになってしまっては本末転倒ですよね。

リードを選ぶ基準は、

①吹きやすさ
②音程
③音色

の順番で考えるのが良いです。

音色を優先して吹きにくいリードで練習してしまうと、変な癖がついてしまう危険性もあります。

ご自身でリードを削る方、リードのサイドを削ることで落ち着いた音色になります。しかしこれは注意が必要で、削りすぎてセンターとの差がつき過ぎると重過ぎるリードになってしまい、息もまっすぐ入ってくれなくなります。様子を見ながら少しずつ削ってみてください!

吹き方を変える

吹き方を変えることももちろん音色を変化させるための手段となりますが、具体的にどう変化させると良いのでしょうか?

吹き方の変化も、良くない方向へいってしまっては元も子もありません。

変化させるポイントは、

・リードをくわえる位置
・唇の巻き具合
・口の中の広さ

の3つだと思います。

リードをくわえる位置

基本的に、深くなればなる(リードが口の中により入る)ほど、息がストレートに入るようになりますが、音はキツくなります。

浅くなればなるほど、音はこもりやすくなり、息も入りにくくなります。

浅ければ良い、深ければ良い、というわけではありません。良いポジションを探してみましょう!

唇の巻き具合

人それぞれ唇の厚さが違いますので、他人のアンブシュアをパッとみて「巻きが多い・少ない」と判断するのはあまりお勧めできません。

また、その人その人にあったアンブシュアとリードの組み合わせがあるので、アンブシュアを変えるとリードも変えた方が良いと思います。

唇をしっかりと巻き込むとリードの振動を抑えることになります。なのでよく振動するリードを選ぶと良いでしょう。そのようなリードをあまり唇を巻かずに吹くと音程のコントロールができず、また音色も「べー」と雑な音になってしまいます。

口の中の広さ

一般的にオーボエを吹く時はスピードの速い息が必要です。スピードの速い息を出すためには、口の中は狭くした方がより効率的です。

息のスピードが遅いと音色も少しまとまりが減って、散った音色になってしまうので、口の中の体積を意識して音色を変化させてみましょう。

音色は個性

解決法としていくつか挙げましたが、正直どれも明確な答えではありません(お許しください)。しかし、音色を変化させる有効な方法ではあると思います。

それぞれ試していただけると嬉しいです。それで、

こうするとこんな音が出るのか!

という発見をして欲しいと思います。今回の記事はその手助けとなれば幸いです。

音色というのはその人それぞれの個性だと思います。「あの人の音が好きだ」と感じて、その人と同じ楽器、同じリードで吹けたとしても、その人の音色を出すことはできません。

それは人それぞれ体の作りが違ったり、イメージする音が違ったりするからです。

音色は永遠の課題ではありますが、こだわり過ぎるあまりに奏法が崩れてしまう危険性もあると感じています(無理して重いリードを吹くなど)。

何事もバランスが大事です!音色を意識しすぎてコントロールを失ってもいけないですし、音量を意識しすぎて音程がとれなくってもいけませんよね。”いけない”と思うと少し義務感が出てしまいますが、楽しく無理なく演奏するためにも、それぞれの要素をバランスよく意識して練習していけると良いなあと感じる今日この頃です。

では!

質問等ありましたらお気軽にお問い合わせください!

きくたまch
たまご

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