超!簡単なリード調整法!道具はたった2つ

オーボエ

オーボエの1番の厄介者『リード』

こんにちは。きくたまchのたまごです。

ジブリとオーボエの相性って抜群だと思う今日この頃です。

 

さて今回はリードのお話です。

 

先生!リードが重くなってきました!( ;∀;)

このリード、昨日まで良かったのに…(o_o)

…とまあ、オーボエを吹いていて、一番困るのがリードですよね。

オーボエ吹きは練習時間よりもリードを作ったり削ったりしている時間の方が長いと言われます。

それくらいリードって大事ですし、蔑ろにはできないですよね。

だけど、自分では調整することができない…

 

いやいや、全くそんなことはありません!

そこで、今回は超絶簡単な調整方法について書きたいと思います。

 

必要な道具その1=「プラーク」

プラークはリードを削る時に、リードの隙間に差し込んで使う下敷きのようなものです。

下敷きの役割以外にも、リードがズレてしまった時にプラークを差し込んで直すこともできますので、持っていると何かと便利だと思います。

ズレですが、元々ズレていたリードのズレを直してしまうと、音程が下がってしまって使い物にならなくなってしまうので、注意してください。

 

プラークはオーボエ関連のものを扱っている楽器屋さんならどこでも売っていると思いますが、そもそもオーボエを扱う楽器屋さんが少ない…ですが今ならネットでも買えます。

安いものだと500円ほどだと思います。

いろんな種類がありますが、おすすめは、リーガー社のプラスチック製のもの(700円くらい)。

最近は3Dプリンタとかで簡単に作れそうですが(笑)

 

必要な道具その2=「カッターナイフ」

リードを削るためには、リード専用のナイフを使用するのが一般的ですが、カッターナイフを使う方も少なくありません。

私もリードナイフを持っていますが、カッターナイフも使います。

 

ご自宅にすでにあるカッターナイフでももちろん構いませんが、切れ味がとても大事なので、替刃が絶対に必要となります。

かなりの頻度で替えるのが良いでしょう。

リードナイフは砥がないといけませんが、カッターナイフは刃を替えちゃえば良いので、研ぐのが面倒な方におすすめ。

 

個人的にはOLFAのどこでも売ってそうなものがおすすめです。

小さいカッターナイフを好む方もいるので、使いやすい方で。

 

実際に使ってみよう

では、実際に使ってみましょう。

まず、プラークをリードの隙間に差し込んでみましょう。

そして、カッターナイフの刃をリードに垂直に当てて、左手(左利きの人は右手)の親指でカッターナイフを押していきます。

カッターナイフを持った方の手を動かさずに、逆の手でカッターナイフを押して動かすようにすると良いと思います。

彫刻刀のようにえぐらずに、木のカスが出るくらいで十分です。

 

ひと削りするだけで吹奏感は変わるので、最初のうちは削っては吹き、削っては吹き…を繰り返すと失敗が少なくなります。

あんまり”削る”という感じではないです。”こする”感じ。

  

失敗してナンボ

リードは削る場所によって良し悪しが変わってきます。

重いからと言って、削れば絶対軽くなるわけではないので注意が必要です。

 

じゃあどこを削れば良いのか…

それは削るリードにもよりますし、吹く人の好みにもよってきます。

 

なので!とにかく削ってみましょう!

 

基本的な考えとしては、先端と根元の勾配が大きくなれば抵抗感が強くなります。

また、センターとサイドの厚さの差が大きいほど抵抗感が強くなります。

 

ですので、もし息が入りにくい場合は、それ以上サイドは触らないようにしましょう。

息が入り過ぎてコントロールできない場合は、サイドを少し削ってみるといいと思います。

サイドは少しだけ削っても変化は大きいので、一気に削らないようにしましょう。

 

どこを削ったらどうなるのか、この症状の時はここを削るのが良いなど、自分で経験を積んで、チャートを作ってみると良いかもしれません。

 

たまご的リードチャートも考えてみたいと思います。

 

まとめ とりあえずやってみよう!

人それぞれ好みのリードも違うので、なんだか吹きにくいな…と感じた時は、経験を積む意味でも削ってみるのはすごく良いと思います。

 

ただ!

リードは植物なので毎日変化しています。

削らなくても明日には良くなっている場合もあります。

なので、もし少し重いだけなら、焦って削らない方が良いかも…

 

どっちやねん!!

 

って感じですが…

まずは、もうこのリードは御臨終だ…と思ったリードを使って削る練習をしてみましょう。

 

もしかすると!復活するかもしれません。

そうやってもう要らないリードで練習して、今日が本番で、このリードがあとちょっと軽く/重くなれば良いのになあ…という時にいざ削れるようにしておきましょう!

 

削って、ああ、やっちまった…ということはよくあるので、あまり1本にこだわりすぎない、というのも大事かもしれません。

 

良いリードは削りが適当でも良いリードなんですよね。

ですが、そんなリードに出会うまでリードを買うわけにも作るわけにもいかないので、ぜひリードを削って少しでも使えるリードを増やせたら良いですよね。

 

リードは厄介ですが、例えば金管楽器の人が今日は吹きにくいからと言って、マウスピースを削ることはできません(できない訳ではない…?)

そう考えれば、リードを削ることでその日の自分の体調や、鳴らしたい音色に合わせることができることって結構良いことかもしれない…

 

ですが、結局リードは大変、というのが結論かも?しれません。

 

一緒に良いリードに出会えるように頑張りましょう!

 

きくたまch
ブログ担当
たまご

コメント

タイトルとURLをコピーしました