オーボエの高音のコツ!

オーボエ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

今日はオーボエの高音の吹き方について考えてみたいと思います。

主に第2オクターブの音域から、第3オクターブの音域の吹き方に焦点を当ててみましょう。

オーボエの構造から

そもそもオーボエという楽器は円錐形になっており、低音になると息がたくさん必要で、高音になると息が入りにくいのです(オーボエを吹いていらっしゃる方だと、共感していただけるかと思います)。

なので、オーボエは「小さく低音を吹く」ことと、「大きく高音を吹く」ことが苦手な楽器なのです。

高音の吹き方

それでは音域別の吹き方をみていきましょう。

高音の吹き方①(第2オクターブ音域)

第2オクターブの音域は、どちらかと言うと音程がぶら下がりやすい傾向にあります。

ですが、噛んで音程を上げるのは絶対にNGです。もし噛まないといけないくらい音程が低いのであれば、そのリードは使うのをやめましょう。

他の音域とのバランスを考えると、多少下がるくらいがちょうど良いと思います。息のスピードや細さを意識して吹くと音程をとることができます。

高音の吹き方②(C♯・D・D♯)

この音域はオクターブキーを使用しません。そして第2オクターブ音域のように音程がぶら下がることもありません。

なので、”普通に”吹くのがいいのですが、倍音が多過ぎるリードだとうまく鳴ってくれないことがあります。

ある程度、硬さやハリのあるリードの方が鳴りやすいと思います。

高音の吹き方③(第3オクターブ音域)

第3オクターブ音域もぶら下がることはあまりありません。リードを少し深めにくわえると鳴りやすくなります。

ですが、やはり倍音の多過ぎるリードや材が柔らかいリードは鳴らしにくい音域ですので、他の音域とのバランスを考えてリードを選ぶようにすると良いと思います。

少し深くくわえると鳴りやすくなりますが、音程が高くならないように注意してくださいね!

また、深くくわえているので、低い音域に移る時は注意しないと音がコントロールできなくなってしまいます。深くと言ってもほんの少しで大丈夫だと思います。

どこがベストポジションか探してみてくださいね。

高音の吹き方④(それ以上)

第3オクターブ音域よりも高い音域はほとんど登場することはありません。

ストラビヴィンンスキー作曲のバレエ音楽「プルチネッラ」では第2オクターブのラのオクターブ高いラが出てきます(2番オーボエにも!)。

このようなものすごく高い音域はかなりリードを噛んで鳴らします。また、普段は唇を巻いてリードに歯が当たらないようにしていますが、上の前歯をリードに直接当てて鳴らす方法もあります。

高音のポイント

高音域を吹く時の悩みをドバッと解決!

音量が出ない!→ヴィブラートを活用しましょう

特に第2オクターブの音域は息が入りにくく、大きな音が出しにくいと思います。それでも大きな音を出したい、要求される…

そんな時はヴィブラートを活用しましょう。

ヴィブラートをかけると息がたくさん入るようになりますし、響きも増します。

高音域は音が細くなりやすいので、その面でっもヴィブラートはとても有効です。

もしヴィブラートはまだ習得していない、という方はこれを機にぜひ習得してください!(笑)

音程が合わない→リードが悪い!

どうしてもぶら下がってしまって音程が合わせられないのであれば、それは絶対的にリードが悪いです。悪いというかあなたには合っていません。

リードを変えましょう!!!

また、高音域はひとつの音に対して運指がたくさんあります。なのでいろんな運指を試して自分にあった運指を見つけましょう。

押さえるキーを足したり引いたりしてみるのも良いと思いますよ。

そもそも鳴らない!→水が詰まっているかも

これは特に第3オクターブキーで起こりやすいです。

第3オクターブキーは「え?開いてる?」というくらい、あまり開きません。なので水が溜まるとすぐに音が鳴らなくなります(低い音が鳴る)。

なので、スワブや羽根を使って水分を取り除き、トーンホールの掃除をしましょう。

まとめ

オーボエの高音域の吹き方について解説しました。

オーボエにとって高音域は、音も細くなるし音量も出ないし音程も取りにくい難しい音域なんですね。ですが、難しいから〜と言って済ませるわけにもいきませんよね(笑)

ぜひ、コツを掴んで他の音域の音と変わらない響きで演奏できるようになりましょう!

その他、こんなことで困っている!ということがありましたら、ぜひお問い合わせください!

きくたまch
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