オーボエ吹きのための読んでおきたい本 3選

オーケストラ

こんにちは、きくたまchのたまごです。

世の中には楽器を演奏する人のための書籍が多くあります(楽譜メインの教本やエチュードではなく)。

今日はその数ある中から、3冊を紹介します。

現役プレイヤー(当時)が書く内容だからこそ、とてもわかりやすく具体的に書いてあるので、とても参考になります!

読んでおきたい本 3選

うまくなろう!オーボエ(Band Journal Book 2)(著:茂木大輔)

まず1冊目は、元NHK交響楽団首席オーボエ奏者の茂木大輔氏が書いた「うまくなろう!オーボエ」です。この「うまくなろう!」シリーズは他の管楽器用も音楽之友社から出版されています。

茂木氏は現在はNHK交響楽団を退団し、指揮者として活動・活躍されています。NHK交響楽団の首席奏者を務めながら、東京音楽大学と大学院指揮科にて研鑽を積んでいらっしゃいます。

茂木氏はこの他にもたくさんの著書があり、どれもユーモアが溢れており、読んでいてとにかく楽しいです(なんと、著書は10冊を優に超える)。こちらの著書もオーボエ奏者の本音が書かれていたり、過去の経験談が綴られていたり…とにかく飽きのこない1冊となっています。

リードの調整チャート式が載っているので、リードを自作・調整されている方にはとても参考になるでしょう。リードは人それぞれなので、全てがバッチリハマるということはないかと思いますが、それでもとてもわかりやすくリードの症状別対処法が載っているので、役に立つことは間違いなしです。

パワーアップ吹奏楽!オーボエ(著:宮村和宏)

次に紹介するのは、東京佼成ウインドオーケストラの副コンサートマスターである宮村和宏氏の1冊です。ヤマハミュージックメディアから出版されています。こちらもシリーズとして、吹奏楽で使用される木管・金管楽器をはじめ、コントラバスや打楽器のためのものもあります。

宮村氏は吹奏楽のオーボエ奏者として一番有名なオーボエ奏者の一人ではないでしょうか。茂木氏は文字の著書が多いのに対し、宮村氏は楽譜を多く出版されています。

以前の記事でも紹介した「オーボエスタンダード100選」など、気軽に楽しめるオーボエのための楽譜が数多くあります。

こちらの記事で紹介。他にもおすすめの楽譜が載っていますので、ぜひご参考にしてください。

宮村氏は感覚よりも言葉や具体的な思考でオーボエを教えることが得意で、この著書はもちろん、YouTubeの動画や東京佼成ウインドオーケストラのQ&Aなどで、より的確でよりわかりやすく説明をされています。

できる人には「あなたがわからないことがわからない」なんて言われたりしますが、とても具体的に言葉で説明しているので、感覚で掴めない方にはとてもおすすめです。

もっと音楽が好きになる●上達の基本 オーボエ(著:大島弥州夫)

最後に紹介するのは、大阪フィルハーモニ交響楽団のオーボエ奏者、大島弥州夫氏の著書「もっと音楽が好きになる●上達の基本 オーボエ」です。こちらも音楽之友社から出版されており、先ほどのパワーアップ吹奏楽と同じく、吹奏楽で使われる楽器のためのシリーズです。

大島氏は大阪フィルのオーボエ・イングリッシュホルン奏者として活躍する他、室内楽やソリストとしても幅広く活動されています。

こちらの著書はタイトル通り「基本」をとても大事にした1冊で、だからと言って基礎練習だけではなくリードのことや楽器のことなどをはじめ、練習以外の音楽をする上での基本を大事に書かれています。

デイリートレーニングシートも付いており、毎日の練習の強い味方になってくれることでしょう。

まとめ

今回は、「オーボエ吹きのための読んでおきたい本」として3冊紹介いたしました。

教本を使ってひたすら練習をすることももちろん大事ですが、音楽家の考え方や捉え方、心構えなども知ることができる今回の3冊は、また違った刺激を与えてくれることと思います。

成長のためには練習だけではなく、イメージや考え方の転換なども必要です。ぜひ、これらの本を読んで、新しい刺激を手に入れて、活力溢れる音楽・オーボエライフにしましょう!

きくたまch
たまご

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