オーボエを楽に吹くには?

オーボエ

こんにちは、きくらまchのたまごです。

今日の動画は、きくらげさんです。

きくらげさんはゲームが好きなのですが、ゲームの曲を耳コピして演奏しています!

オーボエを楽に吹くには?

今日は、オーボエをいかに楽に吹くか、ということに着目してみましょう。

オーボエという楽器は、

●息が入らなくてしんどい
●口がバテやすい
●見た目がしんどそう(笑)

など、どちらかというと吹くのに体力がいる、しんどそう、という印象が強いのではないでしょうか。

そこで、オーボエをできるだけ楽に吹くためにはどうしたら良いのか、考えてみましょう。

楽に良い音で吹ける、に越したことはありませんよね。

オーボエはなぜしんどいのか

Arek SochaによるPixabayからの画像

オーボエは吹き口にリードがついており、その隙間に息を吹き込むことで、2枚のリードがくっついたり離れたりして空気が振動することで、音が鳴ります(難しい…)。

しかし、そのリードの隙間というのがとても狭いのです。

オーボエを吹いている方はご存知だと思いますが、その隙間はおよそ1mm。

息の入る量が少ないので、長いフレーズを吹くことには適していると言えますが、息を吐けないというのもとても苦しいものです。

速い息をより細く入れ続けないといけないのに、息は全然出ていかないという…

では、どうすれば楽に吹くことができるのでしょうか。

「楽に吹く」とはどういうことか

「楽に吹く」と簡単に言っても、何を楽にするか、を考えてみましょう。

その「何」を楽にするかですが、

●息(呼吸)
●口(アンブシュア)
●体

の3つが挙げられると思います。

どこを楽にしたいのか(いや、全部だろ!…笑)を合わせて考えてみましょう。

●息(呼吸)を楽にしたい

そもそもオーボエは息が吐けなくてしんどい楽器なのです。

なので、息を吐くことができれば楽になります。

普通楽器を吹く時は、ブレスで息を吸って楽器に吹き込んで…を繰り返すことになりますが、オーボエの場合は楽器を吹いている間に息を使い切ることが難しいのです。

なので、ブレスの時にまず余った息を吐いてから、新しい空気を吸うようにしましょう。

動画のエチュード、ヒンケでも一番最初にブレス・コントロールの練習があります。

なので、ブレスをする時に

①余った息を吐く
②新しい空気を吸う

の2工程があるので、他の楽器に比べてブレスに時間がかかってしまいます。

そもそも、余った息を吐くということが慣れるまでなかなか難しいです。

練習すれば絶対できるようになるので、ぜひチャレンジしてみてください。

また、ブレスの時間が短い曲(休みがなく吹きっぱなし、など)の場合は、「吐く→吸う」ではなく、「吐く」だけをする方が良い場合もあります。

意外とオーボエは息を吸わなくても音が鳴らせるものなのです(もちろん吐き切った状態ではだめです)。

短い時間で余った息を吐き、また少し吹いたら短い時間で吸う…演奏しながら隙間で呼吸をする感じでしょうか。

これができると、とても呼吸が楽になります。

これまた、吐くだけの練習がかなり必要となりますので、練習してみてくださいね。

ポイントは、余分な息だけ吐いて、吐ききらないこと、です!

●口(アンブシュア)を楽にしたい

これはバテに直接関わってくるので、なんとか解決したい方法ではありますが…

勘違いしないようにしたいのは、

口を楽にする≠口の力を抜く

ということです。

そうするとそもそもリードが振動しなくなってしまいますので、本末転倒です。

ある程度の口の締め付けは絶対に必要ですが、必要以上に噛むなどの余計な力を入れないようにしましょう。

すなわち、余計な力を入れないと吹けないリードは使わないようにするのが重要です。

また、口を楽にするために、支えについて改めて考えてみましょう。

以前紹介した支えについての記事はこちら。

口のことなのに支えが関係あるの?

と思われる方も多いかもしれませんが、大アリです。

ぜひ記事をチェックしてみてくださいね。

●体を楽にしたい

まず、楽器を吹いている時に体に無駄な力が入っていないか確認しましょう。

確認の仕方として、「動きながら吹く」ことをしてみましょう。

・歩きながら吹く
・膝を曲げ伸ばししながら吹く
・腕を動かしながら吹く
・肩を上げたり下げたりしながら吹く…

などなど、普段吹いている間にしないことを吹きながらしてみましょう。

これらができないのであれば、体に力が入っている証拠です。

力を入れるべきところは口(アンブシュア)とお腹(支え)の2箇所です。

他はできるだけ自由に、吹きながら動かせるようにできると良いと思います。

まとめ

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

今回は、オーボエを楽に吹くには?ということで、解決法を書いてみました。

やはり大事なのは、自分に合ったリードを使うということです。

自分に合わないリードを使うから、体に余計な力が入ってしまったり、余計にリードを噛んでしまったり、無理やり息を吹き込んだり、全然息が入らなくてしんどい思いをしたりするわけです。

結局またリードかよ!!

と言われてしまいそうですが(笑)、結局リードなんです。

だから大半のオーボエ奏者は自分でリードを作るんですね。

自分に合ったリードを自分で用意できるように。

なので、自作できない方は、”選ぶ”という要素がとても重要になってくることになります。

もし、リードの自作に興味が出てきた方は、この機会に自作にチャレンジしてみませんか?

自作は難しいので、まずは調整から…という方に、こんな記事もあります。

リードの調整にはたくさんの道具が必要…いやいやそんなことありません!

この記事を参考にまずはリードをご自身で調整してみるところからチャレンジしてみてください。

というわけで、楽に吹く方法を解説してみました!

それでは!

きくたまch
たまご

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